「VAIO type Uを初めて手に取ったときの印象は、小さい割にはズッシリと重いというもの」
「多くのPDAと違いスタイラスは本体に内蔵できない」
「付属の『フィンスタイラス』は薄いうえ、長さも短くしっかり握れないため、使いにくい」
「ペンである程度快適に入力できるとはいえ、多量の文字入力はやはり苦痛」
「(折りたたみキーボードは)開いた状態で固定する仕組みがなく、下が平らでないとキーを押したときに折れてしまうため、どこでも使えるとはいえないのが玉にキズだ」
「type Uの実売価格は17万9000円。外見からPDAのような使い方だけを想定すると2万円程度から買えるPDAと比べてはるかに高い」
まさに最後の一文がすべてを物語っているなりが、モバイル環境で本格的な文書作成や資料作成などWindows XPでしかできないことをする、というのでなければ、ほとんどのことは今はPDAでできてしまうもの。価格差を考えれば、やや不便さを感じてもPDAを選択するのが賢明だと思うなり。外付けの折りたたみ式キーボードも決して使い勝手が良いものでは無いし、キーボードが欲しいのであればキーボード付きのPDAを購入するというのも手なりよね。
「VAIO type U」に対するニーズがどれくらいあるのかは微妙なところなりが、それほど売れるような製品ではないような気がしてならないなり。確かに、この大きさにWindows XPが載っているのは驚きではあるなりが……。果たしてどれくらいの売れるのやら。一応、購入を検討している人はご一読くださいませ。