とはいえ「iTunes Music Store」同様、日本でのサービス予定があるわけでもなく、日本から楽曲が購入できるわけでもないので日本での関心は低いと言わざるを得ないなりが、「Connect」開始に伴ってソニーの子会社Sony Connectの幹部が「同社独自のHDD内蔵音楽プレーヤーの投入計画」について否定しなかった、という点は気になるところ。「iPodキラー」とも一部で呼ばれているデバイスだというなり。また、ソニーの携帯オーディオ製品マーケティング担当副社長トッド・シュレーダー氏は、同社が「HDD搭載デバイスを積極的に検討している」と明言したのだとか。「積極的に検討」って、もう登場するのは確実、という感じじゃないなりかね(笑)。
ソニーが発売している携帯オーディオプレーヤーは、基本的にはシリコンオーディオプレーヤー。内部メモリかメモリースティックに楽曲ファイルを記録して聞くタイプのものなりが、動画の再生にも対応した携帯HDDビデオプレーヤー「PCVA-HVP20」や、アイワブランドで携帯HDDオーディオプレーヤー「HZ-WS2000」を発表しているので、着々とソニーブランドでの携帯HDDオーディオプレーヤーの準備を進めているという感じはするなりよね。
前出のトッド・シュレーダー氏は「iPodは高価なデバイス」とiPodの価格に対しても批判的なコメントを寄せているだけに、ソニーが「積極的に検討」しているという携帯HDDオーディオプレーヤーはiPodよりも安い価格で登場するのはほぼ確実と考えて良さそうなりか。
問題はアメリカの「Connect」サービス普及のための戦略的な製品となるようなので、果たして日本でも発売されるのか、ということ。有料音楽配信サービスとは別に、日本でも発売して欲しいなりねぇ。ソニーがデザインする携帯HDDオーディオプレーヤー。素敵な製品になりそうなりね。日本で発売されなかったときのことを考えて、期待しすぎない程度に楽しみに発表を待ちたいと思うなり。