流出が発覚したのは、1月に男が「470万人の情報が記録されたDVDがある」と、ソフトバンク側に接触。「引き替えに自分の会社に出資して欲しい」と数十億円を要求したため、警察が動いて逮捕され、発覚したわけなり。流出データは加入者の氏名、住所、電話番号、申込日、電子メールアドレスで、クレジットカード番号など、金銭に関わる情報は流出していない模様。
現在Yahoo! BBの加入者は1月末現在で381万7000人で、男がいう「470万人」には届かないなりが、どうやらこのDVDには途中解約したユーザーのデータなども含まれている可能性があるのだとか。そうなると、Yahoo! BBに関わったほぼすべてのユーザーの情報が流出したと考えても良さそうなりね。
クレジットカード番号が流出していないとはいえ、これだけの情報が流れてしまったら、何に流用されてしまうのか考えただけで恐ろしい……。デジタルデータなので、一枚DVDがあれば、当然どこかにバックアップやコピーが存在するはず。今回恐喝で逮捕された男がいるとはいえ、この流出したデータが回収されるわけでも、警察がすべて押さえたわけでもないので、今後何らかの二次被害が起きることは想像に難くないなり。二次被害と言ってもいろいろあるなりからね。犯罪に関係なくても、単にスパムやダイレクトメールが増えるという低レベルなところだって、十二分に迷惑なわけだし。
Yahoo! BBが顧客にどう説明、謝罪するのか。そして情報管理態勢の甘さをどう釈明するのか。続報は追ってお届けしますなり。