双羽黒の次に記憶にある横綱からの転身は、なんと言っても若乃花こと花田勝なり。若乃花は相撲界を去ってからはプロレス転向も噂されていたものの実現には至らず、アメフト挑戦、タレント活動、ちゃんこ屋オーナーと、どれも半端な感じの状態が続いているなりね。きっと多くの人が思っているに違いないなりよ。「相撲界に残っていれば良かったのに」と。
コ○助が記憶している、相撲界を去ってしまった横綱はこの2人くらい。歴史をさかのぼっていくと、どうやら過去には数人、横綱や親方の地位を捨てて、他の職業に転身している人はいるようなりよ。ついでに、横綱ではなく、ある程度の地位の力士の転身も含めてざっとまとめてみると。
・横綱 東富士謹壱(→プロレスラー)
・横綱 輪島大士(→プロレスラー)
・横綱 双羽黒光司(→プロレスラー→冒険家)
・横綱 若乃花勝(→アメフト選手→タレント)
・大関 小錦八十吉(→タレント)
・関脇 力道山光浩(→プロレスラー)
・関脇 荒瀬英生(→タレント)
・小結 旭道山和泰(→衆議院議員)
・小結 孝乃富士忠雄(→プロレスラー ※安田忠夫)
・小結 龍虎勢朋(→タレント)
・小結 舞の海秀平(→タレント)
・前頭1枚目 天龍源一郎(→プロレスラー)
・前頭3枚目 大至伸行(→歌手)
・前頭4枚目 力櫻猛(→プロレスラー ※力皇猛)
と、まあ他にもたくさんいるなりが、番付上位の力士になってくると、相撲界には長い歴史があるにもかかわらず、あまり他の職業に転身する人は多くはないようなり。
で、今日の話題は曙親方。現役通算566勝198敗という立派な成績を残した横綱なわけなりが、かねてからの夢という総合格闘技への挑戦を決意したようなりよ。もちろん、相撲界にとっても重要な人物。高砂親方を中心に何度も慰留に努めたようなりが、曙親方の気持ちを翻意させることはできなかったようなり。
しかしプロレスならいざ知らず、ガチンコ勝負が要求される総合格闘技の世界で、果たして曙親方が活躍することができるなりかねぇ。まあ身長もあるし、リーチも長いのでその辺は面白そうなりが、どうも打たれ弱そうなイメージが。動き鈍そうだし。転向が成功するかどうかは分からないなりが、これからK-1が盛り上がることは間違いなさそうなりね。今後の展開が楽しみなり。
(カプリさんのご指摘で、記事を一部訂正しましたなり。有り難うございますなり!)