そのローズ選手、今季はチラホラと移籍の可能性について話が出ているなりよね。以前から年俸交渉の駆け引きとして移籍をちらつかせることはあったなりが、今年は具体的に巨人がラブコールを送っていると報じられるなど、例年とはちょっと様相が異なる感じがするなり。欲しい選手には、どんなに高い条件でも、高い金額でも惜しみなく投入する用意がある巨人。球団の経営上、無茶な年俸設定などができない他球団にしてみれば、巨人が乗り出して来ることは相当な脅威なわけで、今回ローズ選手が近鉄残留の道を選ぶのか、はたまた巨人とはまだ言わないなりが、他球団への移籍を視野に入れた動きに出るのか。近鉄&巨人ファンならずとも気になるところなり。
ローズ選手の置かれている状況はそんな感じなわけなりが、近鉄がローズ選手に提示したのは単年の契約。ローズ選手は1年でも長く、そして現役生活を日本で終えたいという希望があるようで、かねてから複数年契約を要求していたなりが、近鉄の出した答えはあくまでも「今までも外国人選手には複数年契約は結んでいない」ということで単年の契約。球団的には高額の年俸を複数年分払ったものの、ケガでもされて不良債権化されることが一番怖いわけで、リスク回避という意味では球団の姿勢も理解できるなりが、是が非でも残留して欲しいという気持ちは、あまり伝わって来ないかもしれないなりね。ローズ選手は、この近鉄の提示した条件にどういう反応を示すのか。
パ・リーグを代表する、歴代の外国人選手のなかでも上位にランクインするであろう優秀な助っ人選手の動向から目が離せないなりね。