ブラッド・ピットは、およそ35年前に映画「テルマ&ルイーズ」の役を勝ちとったことをネタに、ジョージ・クルーニーをいまだにからかうのだという。

数々の作品で共演しているだけでなく、親しい友人であることで知られる2人だが、ジョージはリドリー・スコット監督の同作でJ.D.役を演じてブラッドがブレイクしたことを妬んでいたため、長年その作品を見ることができなかったと明かしている。
ジョージはザ・サンデー・タイムズのカルチャー誌にこう話す。
「僕はテレビに出ていて、良い暮らしはしていた。でも当時の俳優は、『自分は映画俳優なんだけど、たまたまテレビに出ているだけ』みたいな感じだったんだ」
「そんな時、『テルマ&ルイーズ』の最終オーディションまで行けた。なのに、憎たらしいことにブラッドがその役に決まった」
「腹が立ったから『テルマ&ルイーズ』は長年見なかった。あの役は彼の映画界でのキャリアの始まりとなった。それまではシットコムとかやっていたのにさ。だから、自分もブレイクできたのに、と思うと苛立った」
そして、ブラッド本人からもそのことを思い出させられるそうで、「もちろん、彼からネタにされるよ。でも見てみたら、結局あの役は彼じゃなきゃダメなんだと分かった」と語っている。