コリン・ファレル(49歳)が、2002年公開の映画「マイノリティ・リポート」の撮影中に、共演のトム・クルーズ(63歳)を怒らせていたことを明かした。

プロ意識の高さで知られるトムだが、コリンは自身の仕事に対する姿勢の甘さが原因であったと振り返っている。
「ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア」出演時、コリンはこう話した。
「僕はトム・クルーズや『トップ・ガン』『卒業白書』、それにスティーブン・スピルバーグや(作曲家の)ジョン・ウィリアムスらの映画を見て育った」
「でもあれは5月31日の僕の誕生日だった。撮影期間中だったんだけど、1億2000万ドル(約185億円)の製作費がかかっているその映画に、僕は誕生日は休ませて欲しいって頼み込んだんだよ。何を考えていたんだろうね?」
長年依存症を抱え、リハビリ施設入りも経験しているコリンは、仕事の前夜にも飲んだくれ、ひどい姿で現場に来ることがあった上に、撮影前にビールを何杯か飲んで、セリフが出てこなかったこともあったそうで、そんな自分にトムはうんざりしていたと明かし、「『ちょっと外で新鮮な空気を吸ってくれば?』とも言われたけど、そうしたら、戻ってきた時にさらにプレッシャーがかかると思った」「結局46回も撮り直した。トムは不機嫌だったね」と続けた。