俳優の佐藤健(36歳)が11月1日、自身初となる単独アジアツアー「TENBLANK from “Glass Heart” FAN MEETING − ASIA TOUR feat. Takeru Satoh」を、台湾・台北よりスタートさせた。

Netflixシリーズ「グラスハート」の劇中バンド・TENBLANKのボーカルを務める佐藤。10月にTENBLANKとして、横浜・ぴあアリーナMMで1万8000人を動員したファンミーティングを大成功させたばかりだが、その熱気も冷めやらぬ中、アジアツアー初日となる台北公演(会場:TAIPEI INTERNATIONAL CONVENTION CENTER)のチケット3000枚はソールドアウトしており、海外での高い人気がうかがえる。

1曲目「MATRIX」のイントロが激しく鳴り響く中に現れた佐藤に、観客からは大歓声。そこから「旋律と結晶」「約束のうた」と、サポートミュージシャンたちとの怒涛のパフォーマンスに会場は大熱狂となった。

トークパートでは、中国語で「ダージャーハオ!佐藤健です!」と挨拶すると、客席から大きな歓声が上がる。台北での想い出や好きな食べ物の話、客席とのやり取りで中国語を覚えるなど序盤から現地ファンとのコミュニーケーションを楽しむ佐藤。観客が全員参加でのプレゼントゲームコーナーでは、佐藤の一挙手一投足に会場が沸く。

公演は後編ライブパートの「シトラス」へ。現地ファンのために用意されたTENBLANK横浜公演のダイジェスト、TENBANKメンバーから現地ファンに向けたメッセージが流れる中、客席に佐藤が登場し、ファンと直接触れ合うなど、とにかくファンとの交流を主眼においた演出が続いた。

客席との掛け合いから、「Chasing Blurry Lines」「Glass Heart」。最後は佐藤のピアノ弾き語りから「永遠前夜」でエモーショナルにエンディングを迎えた。そして「ワンアン!」(良い夜を!)という一言に、台北の会場全体がハートフルな雰囲気につつまれながら、大盛況のうちにツアー初日は幕を閉じた。


TENBLANKは、孤高の天才音楽家・藤谷直季(佐藤健)、大学生の天才ドラマー・西条朱音(宮崎優)、努力家のカリスマギタリスト・高岡尚(町田啓太)、そして超音楽マニアの孤独なピアニスト・坂本一至(志尊淳)の4人からなるロックバンド。現在、佐藤がTENBLANKを代表して、アジア4都市(台北・ソウル・香港・バンコク)にて初のファンミーティングを敢行中で、次回は11月8日のソウル公演が予定されている。