スカートの下の脚に生きたリクガメを68匹縛り付けていたとして、中国の女性2人が逮捕された。

香港と深セン市の間にある陸路の出入境検査場・文錦渡口岸で、「ぎこちない歩き方」をして通過する女性を税関職員が発見。不審に思った職員が1人の女性を取り調べしたところ、黒いタイツで太ももに縛られた39匹のリクガメを発見、直後にもう一人の女性も同様の手口で摘発され、衣服の下にさらに29匹のリクガメが隠されていた。
当局は全匹生きていることを確認し、ホシガメ属と特定。中国への持ち込みが禁止されている外来野生生物に分類されることから、女性らは現場で拘束され、密輸取締局が本格的な調査を開始するかたちとなった。
中国税関の広報担当者は、外国産種の密輸や輸送は重大な犯罪であると警告。「中国の法律に基づき、このような物品を所持している場合は必ず申告してください。税関通過後に所持が発覚した場合、より重い処罰が科されます」と話し、絶滅危惧種の動植物および生物製品は国家法により厳格に輸出入が禁止されていることを改めて強調した。