コッポラ監督が177億円投じた「メガロポリス」で多額の損失、私物売却を決断

2025/10/25 01:27 Written by Narinari.com編集部

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映画「ゴッドファーザー」で知られる巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督(86歳)が、自身の私物である高級腕時計7点をオークションに出品する。

これは、コッポラ監督が1億2000万ドル(約177億円)の自己資金を投じて製作した2024年作「メガロポリス」が世界興行収入わずか1430万ドル(約21億円)にとどまり、多額の損失を被ったことを受けた決断のようだ。

出品される時計の中には、著名時計師フランソワ=ポール・ジュルヌと共同でデザインした、100万ドル(約1億5000万円)相当の一点物「F.P.ジュルヌ FFCプロトタイプ」も含まれる。このモデルは、黒いチタン製の人間の手を模した表示機構を持ち、指や親指の動きで時刻を示すユニークな構造が特徴だ。

これらの時計は、12月6日と7日にニューヨークで開催されるフィリップスのオークションに出品される予定。

長年にわたり「メガロポリス」の製作に取り組んできたコッポラ監督は、スタジオを通さず自費で映画を完成させたが、「この作品だけが特別な『情熱プロジェクト』というわけではない」と語っていた。また、2024年のカンヌ国際映画祭では、「私はお金に興味がない」「子どもたちも財産を必要としていない」とも述べていた。

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