ジョー・バイデン前米大統領(82歳)が、皮膚がんの手術を受けていたことが明らかになった。最近、頭部に大きな傷を負った状態でデラウェア州の教会を後にする姿が撮影され、注目を集めていた。

広報関係者はピープル誌の取材に対し、バイデン氏が「モーズ手術」を受けたことを認めた。これは皮膚がんの中でも最も一般的な2種類の腫瘍を切除する治療法だが、手術の詳細については明かされていない。
バイデン氏はホワイトハウス在任中にも皮膚がんの治療を受けており、2023年2月には胸部のがん性病変を切除。また今年5月には前立腺がんの一種が骨に転移していると診断されたことを公表していた。
一方で妻ジル・バイデン氏も2023年1月に、目の上と胸部のがん性病変を切除する手術を受けているほか、バイデン氏の長男ボー・バイデン氏は、脳腫瘍との闘病の末、2015年に46歳で亡くなっている。