イタリアの伝説的ファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニが、9月4日、ミラノの自宅で死去した。91歳だった。

アルマーニ・グループは声明で「無限の悲しみとともに、創設者であり不屈の推進力であったジョルジオ・アルマーニの死去をお知らせします」と発表。「私たちは常に家族の一員のように感じてきました。今日、深い感情とともに、彼が築き育てたこの家族の空白を感じています」と述べ、彼の精神を受け継ぎブランドを守り続ける決意を示した。
葬儀は故人の希望により非公開で行われるが、週末にはミラノのアルマーニ/テアトロにて一般向けの弔問スペースが設けられる。
ジョルジオは1975年にブランドを設立し、1980年の映画「アメリカン・ジゴロ」でリチャード・ギアの衣装を手がけたことで国際的な名声を獲得。ソフィア・ローレン、トム・クルーズ、ティナ・ターナー、ケイト・ブランシェットら多くの著名人に愛された。晩年も創作活動を続け、今月のミラノ・ファッションウィークではブランド50周年を祝う予定だった。
レオナルド・ディカプリオはSNSで「ジョルジオ・アルマーニは、デザインを超えて影響を与えたビジョナリーだった。初めてミラノで彼に会ったとき、その創造性と天才に圧倒された。彼は世代を超えて人々を鼓舞し続ける伝説的な存在だった」と追悼。
ミシェル・ファイファーは「彼の死を聞いて心が張り裂けそう。親切で、寛大で、忠実な人。エレガンスの真の先駆者であり、世界的なインスピレーション。今日、私たちは大きな喪失を迎えた」とインスタグラムに投稿。またデビッド・ベッカムは「真の紳士だった」とその人柄を偲んでいる。