女優・菅野美穂と俳優・赤楚衛二がダブル主演を務めた映画「近畿地方のある場所について」(8月8日公開)が、観客動員数100万人、興行収入14億円を突破した。

公開初日の8日〜11日の初週4日間で興行収入4.4億円、動員31.8万人を記録し、見事に「4」が並んだ本作らしい成績で最終興行成績20億円も視野に入る大ヒットスタートを切ったが、9月2日までには動員1,039,764人、興行収入1,404,877,820円を達成。ついに100万人動員を突破した。

背筋による原作小説も驚異的なヒットを続け、累計発行部数は80万部を突破。7月には書籍版とは異なる展開・視点で大胆に書き換えられた文庫版が登場し、前代未聞の加筆量と新たな物語構築によって大きな話題を呼んだ。WEB版、書籍版、文庫版、そして映画版――同じ題材でありながら、切り口も仕掛けも絶妙に異なり、触れるたびに新たな恐怖が立ち上がる「近畿地方のある場所について」は、今や日本を席巻する一大ムーブメントとなりつつある。


その熱狂は日本を飛び出し、すでに韓国・台湾で大ヒット上映中で、さらにタイでも公開が決定。SNSでは、リアリティを支える徹底した作り込みと、容赦ない恐怖演出に息をのむ声が続々と上がり、一度観ただけでは気づけない謎の多さと伏線の巧妙さから考察の勢いも止まらず、すでに複数回足を運ぶ熱狂的リピーターも続出している。