ザ・ウィークエンド(本名:エイベル・テスファイ/35歳)が、自身の音楽カタログを10億ドル(約1500億円)で売却することを目指し、「初期段階」の交渉に入っていると報じられている。

ブルームバーグによると、ニューヨークのプライベートエクイティ会社リリック・キャピタル・グループが、「ブラインディング・ライツ」などのヒット曲で知られるザ・ウィークエンドの音楽カタログについて、本人が所有権を保持しながら、出版権とマスター音源を担保に資金を自由に活用できるという画期的な契約の協議を進めているという。
一方で、音楽以外にも、ドラマ「THE IDOL/ジ・アイドル」や最新アルバム「ハリー・アップ・トゥモロウ」の同名映画などでプロデューサーや俳優としても活躍するザ・ウィークエンドは、芸名の使用をやめる意向を以前ピープル誌の取材で語っていた。
「もう始めたかって? 着々と進めているよ。今はツアー中だから、完全に引退させるわけにはいかないんだ」
また、名声については次のように語っている。
「自分の作品が有名になることはずっと望んできたけど、有名になりたいと思ったことがあるかどうかはわからない。そういうスキルセットを全部習得したわけじゃないし、習得するつもりもないよ。奇妙な状況だけど、これが現実なんだ」