“映画ポルターガイストの家”が賃貸中、内部では超常現象も記録…

2025/08/19 09:31 Written by Narinari.com編集部

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映画「ポルターガイスト」の家が一般向けに賃貸されている。1982年公開の同ホラー作に登場する家だが、現在内部で超常現象が記録されているという。

1万6000平方フィート(約1490平方メートル)の同物件は、米カリフォルニア州サウザンドオークス北部とマリの間のシミー・バレーに位置し、2024年10月に起業家のレイチェル・パワーズ氏が128万ドル(約1億9000万円)で購入していた。

パワーズ氏は16万5000ドル(約2400万円)を投資し、同映画のセットを再現、現在民泊サイトのAirBnBやVRBO、Futurestayを通じて宿泊を提供している。寝室4部屋、バスルーム2.5室、広大な庭に大きなプール、円形のジャグジーを備えた家で、敷地の前面には3台用のガレージがあり、豊かな芝生、複数の木々が取り囲む。ちなみにキッチンと繋がるダイニングルームは映画のオリジナルを保ちつつ、最新の設備が導入されている。

パワーズ氏が購入後、同物件は今年4月放送の「ゴースト・アドベンチャーズ」シーズン29の初回2時間スペシャルに取り上げられ、撮影スタッフが同映画でヘザー・オルークが演じた少女キャロル・アン・フリーリングが所有していたキャベツ人形やITC、スピリットボックス、デジタルボイスレコーダー、ポラロイドカメラなどを装置として用い、超常現象を体験していた。

パワーズ氏はこう話す。「彼らは電子的な通信、予期せぬ物体の移動、冷たいスポット、点滅する光、不具合のある錠前、エネルギーの消耗、古いテレビ周辺の活動などを捉えました」「このエピソードは、映画の撮影の歴史、俳優たち、土地の歴史、そして家屋の歴史を結びつけ、噂の『ポルターガイストの呪い』に関する調査に焦点を当てたのです」

ちなみに「ポルターガイストの呪い」とは、実際に同映画に関わった複数の人物の悲劇的な事件のことで、公開数か月後となる1982年10月、キャロルの姉ダナを演じたドミニク・ダンが精神異常をきたした元恋人に絞殺された。そして1988年2月には同映画の続編2作でもキャロルを再演したヘザーが先天性腸狭窄症による敗血症ショックで12歳で死去、3作目の公開4か月前の悲劇となった。また「ポルターガイスト2」で悪の牧師ヘンリー・ケインを演じたジュリアン・ベックは1985年の撮影終了後に60歳で死去した。

第1作目はスティーブン・スピルバーグが脚本と製作を手がけ、「悪魔のいけにえ」で知られる故トビー・フーパーが監督、フリーリング一家の理想的な郊外生活が「ビースト」と呼ばれる悪霊によって脅かされる様子を描き、1982年の映画興行収入で第8位を記録、超自然ホラー映画の古典と評されている。

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