ローソンは、2024年春から本格導入している“クレーンゲーム導入店舗”について、「2025年度中に1,000店舗導入」という目標を達成した。8月8日時点の導入店舗は、北海道・東北・首都圏・近畿・中部・九州・沖縄の1,109店舗。

2022年10月から、近畿エリアの一部店舗から始まった「クレーンゲーム」の導入。きっかけは京都のお店からだった。
京都府内でローソンを経営するオーナーから、近年の“コト消費”ニーズを背景に、「コンビニでも『体験する価値』を提供できないか?」と相談を受けたことをきっかけに、子どもから大人まで楽しめる「クレーンゲーム」の導入を開始。
クレーンゲームは、アミューズメント市場における人気のジャンルで、2020年度のアミューズメント施設における総売上の57.9%(※日本アミューズメント産業協会調べ)を占め、現在では、スマホなどを通じてオンラインで楽しめるクレーンゲームも普及している。

ローソンでは、「近くのコンビニで気軽に楽しんでいただきたい」「コンビニに足を運んでいただくきっかけにしたい」との想いから、2024年春よりクレーンゲームの本格導入を開始。現在では、クレーンゲームを目的に来店し、店内で買い物するケースも多くなっているという。
人気キャラクターのぬいぐるみや雑貨など、ローソンの店内では売っていない商品が景品になっていることや、1回100円という試しやすい価格設定もあり、本格導入以降は売上目標を5割上回るなど非常に好調に推移。特に観光地にある店舗では、インバウンドのお客さんにも好評だという。

今後は引き続き、導入エリアおよび店舗数の拡大を図る予定。また、景品を目的に来店してもらえるような、ローソンオリジナル景品の導入も検討していく。
担当者は「『コト消費』のニーズが高まる中、アミューズメント業界においてクレーンゲームの市場が拡大していることを受け、新たな取り組みとして導入を開始しました。店舗の空きスペースなどを有効活用することで、ローソンをご利用いただくお客様に新しい楽しみを提供できればと考えています。今後はローソンオリジナルの景品を開発するなど、クレーンゲームを通じてお客様にさらにワクワクして楽しんでいただけるような取り組みを推進していきます」と語っている。