ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52歳)が、7月7日に放送されたスポーツ番組「おはようロバーツ」(ABEMA)に出演。大谷翔平選手が投手としてMLB自己最速の約164キロ(約102マイル)を記録したことについて「まさか102マイル(約164キロ)が出せるとは…」と驚きを露わにした。

番組の直撃を受けたロバーツ監督は、今シーズン3度目の登板でMLB自己最速の約164キロ(約102マイル)をマークした大谷翔平選手について、「まさか102マイル(約164キロ)が出せるとは…」と驚きを露わに。
そして「翔平にとって特別な日でした」「彼は負けず嫌いで1点も取られたくなかった。(得点圏の)2塁に走者がいてどんどん球速が上がった。それで102マイル(約164キロ)とは感心です」と大谷選手のピッチングを絶賛した。

一方で「打者や投球フォームについて彼とあまり話をしたくない」としたロバーツ監督は、「翔平は話すべき人たちがたくさんいる。代理人や医師・トレーニングスタッフ・投球コーチ・打撃コーチなど。さらに増やすつもりはない」と告白した。

また、「翔平は(佐々木)朗希や山本(由伸)とは違う。翔平はドジャースのスタッフに任せている」とも明かし、山本由伸投手や佐々木朗希投手は「(それぞれ)自分のスタッフが数人いて、ドジャースのスタッフと共に支えている」としたのに対し、「翔平はドジャースのスタッフだけ。ドジャースのスタッフやトレーナーのトーマス・アルバートが翔平をよく見ている」と、大谷選手とチームスタッフが深い信頼関係を築いていると語った。

さらに大谷選手の今後の投手起用については、「オールスターゲーム前に1回は登板すると思う」と語った上で、「オールスターゲーム後に球数を増やしていく」「9月前に5イニングは投げない」とプランを明かす。

「まず彼は再び投げることに満足している。(球数を)ゆっくり増やすことも満足している」「しっかりした基礎が築けるよう、多くの時間をかけている」と語り、「翔平は我々のやり方を信じている。健康にプレーできるようにしないといけない」と続けた。