“ファッション業界でもっとも影響力のある人物の一人”米版ヴォーグ編集長が退任

2025/06/28 06:27 Written by ナリナリ編集部

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アナ・ウィンター(75歳)が、米版ヴォーグの編集長を退任した。

6月26日に行われたスタッフミーティングで、37年間にわたって務めてきた編集長の職を退き、新たに「編集コンテンツ責任者」という役職を新設することが発表された。

ファッション業界でもっとも影響力のある人物の一人であるウィンターは、今後もヴォーグのグローバル編集長および、発行元であるコンデ・ナスト社の最高コンテンツ責任者の職には留まる。

スタッフに向けたスピーチでは、「次世代の編集者たちが、それぞれのアイデアで業界に新しい風を吹き込む手助けをしたい」と語った。

ロンドン生まれのウィンターは、英国版ヴォーグで3年間編集長を務めたのち、1988年に米版ヴォーグの編集長に就任。高級ファッションと手頃な価格帯のスタイルを融合させることで、同誌の方向性を大きく変えたと高く評価されている。

また、1995年からはメットガラの主催責任者も務めており、その在任期間中に3億ドル(約430億円)以上の寄付金を集めたと言われている。今年初めには、英国王室からデイムの称号も授与された。

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