お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇(44歳)が、6月20日に放送されたバラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(ABEMA)に出演。家庭と仕事の間で、結婚後“破天荒”という芸風に悩んでいると告白した。

番組は今回、結婚後“破天荒”という芸風に悩んでいる平成ノブシコブシ・吉村崇による持ち込み企画「結婚した吉村崇の“ニュー破天荒”を考える」後編を放送。「仕事」と「家庭」のバランスに悩む吉村の本音や、“天下獲り”という野望を掘り下げながら、“芸人・吉村崇”が今後目指すべき場所を、メンバーたちと考えた。

結婚後の悩みとして「仕事と家庭のバランスが難しい」と語った吉村は、結婚して家庭を持った今でも「“天下獲り”を諦めきれない」と打ち明ける。どのように仕事と家庭のバランスをとっているのかという吉村の疑問に、オードリー・若林正恭は「家庭の時間を増やすために(仕事を)減らしている」「(天下は)もう頭の中にない」と回答。また、ハライチ・澤部佑は「劇団ひとりさんに『ちゃんと休み取ってるか?』『お前はもう休んだ方がいいぞ』『もう十分働いたよ』って言ってもらった」「“家庭かな”とその時になった」と、それきっかけに週1で休みをもらうようになったと語った。

そうした中、“天下”とは「国民全体を巻き込む“熱気”」だと言い、つまりは「国民全体が吉村のことしか考えられない状態」と説明した吉村。「売れない中年芸人を救って熱気にしたい」という思いから、自らが発起人となり「東京NSC30周年記念ライブ&海外公演」を開催したと語る。

そんな吉村の活動に若林は「実際吉村くん動いてるじゃん。かっこいいなと思う」としながらも、「天下さえなければかっこいいことやってる」「天下だけやめてもらいたい」と苦笑した。

そして、「友人とか芸人を救いたい(という思い)もあるけど、日本のお笑いがどれくらい通用するのか試したかった」と語り、昨年9月の開催に続き、今年4月にも韓国ライブを成功させた吉村。しかし、3月の「東京NSC30周年記念ライブ」、4月の韓国ライブと続いたことで、「新婚生活でほとんど家に帰ることなく、寝るためだけの生活を続けてきた」「家にいる時間がなかった」と、家庭との両立が難しい現実に直面したと打ち明けた。

そこで若林から「奥さんには自分の夢を話してる?」とたずねられ、「ちゃんと話していない」「こんなこと(ここで)初めて話した」と告白した吉村に、アルコ&ピースの平子祐希は「それを話して(奥さんも)『お供させてください』なら今の関係性も良い」としながらも、現状は「ただ説明不足で何やってるか分かんない旦那になっている」とバッサリ。

「1番身近な人にとっての天下人じゃないと、日本全体を巻き込む天下人になれるのかな」と続けた平子に、吉村は「トーンもワードもヤバいです」「自信無くなっちゃう」と怯えた表情を見せ、笑いを誘った。