アカデミー賞受賞「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」の監督オファー辞退した理由

2025/06/10 01:58 Written by ナリナリ編集部

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映画監督のケヴィン・スミス(54歳)が、アカデミー賞受賞作「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」の監督をオファーされたものの、辞退していたことを明かした。

スミスはピープル誌の取材で、「もし自分が監督を務めていたら、ずっとベン・アフレックとマット・デイモンに『これが君たちの描いたものか?』とたずね続けていただろう」と語り、自身には適任でないと感じていたと振り返った。

スミスは、1990年代半ばにベンとマットと出会い、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」の脚本を、キャッスル・ロック・エンターテインメントからミラマックスに移す過程で重要な役割を果たした。

キャッスル・ロックは当初、キャストにベンとマットを起用しない方針を持っていたが、スミスの尽力により二人が出演することになったという。スミスは、「監督を務めるか」とたずねられた際、周囲は断ることを望んでいたと語る。自身も二人に監督を任せることを提案したが、「映画業界は『狂人に任せるな』という保守的な側面があり」、最終的にはガス・ヴァン・サントが監督に選ばれた。

脚本についてスミスは「これまで読んだ中でも最高の作品のひとつ」と絶賛する。同作はベンとマットに脚本賞、ロビン・ウィリアムズに助演男優賞をもたらし、映画史に名を残す作品となった。

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