ネス湖のネッシーについて、地元警察が「疑いの余地なく実在する」との見解を示していたことがわかった。

1938年、スコットランド、インヴァネスシャーのウィリアム・フレイザー警視正は、生死を問わずネッシーを捕獲しようとしたロンドン在住のピーター・ケントとマリオン・スターリングに警鐘を鳴らしていたことが、警察の報告書によって判明した。
87年後に発見された報告書には、警察がいかにネッシーの身を案じていたかが記載されており、「フォート・オーガスタスを訪れたピーターが、特別な銛銃を作りモンスターを狩る目的で、8月22日に20人ほどの経験豊富な男たちを連れて戻って来ると供述した」と書かれてもいる。
今回ハイランド地方にあるネス湖センターのケニー・ウェルシュ氏が公表したこの報告書の中で、ウィリアム警視正はこう綴っている。
「ネス湖に何か奇妙な生物がいることは疑いの余地がないようだが、警察がそれを保護する力があるかは非常に疑問である」
「しかしピーター・ケント氏にはこの生物をそっとしておくことが望ましいと警告した。私の警告が望ましい効果を生むかはまだわからない」
一方、この報告書について、ドラムナドロチット出身のケニー氏はこう説明する。
「警察でさえもあの水の中に何かが潜む可能性を信じていたことが垣間見える貴重な機会です」