大相撲・序二段 西十八枚目の幹希の里(19歳)が10月23日、所属する西岩部屋の公式サイトを更新。部屋に対する誹謗中傷を行っていたのが、自身の母と祖母だったと明かし、ファンに謝罪した。
西岩部屋の公式サイトに掲載された文章では、まず、「幹希の里です。皆様へ自分からお伝えしたい事があり、親方の許可を得て書き込ませて頂きます」と切り出し、「Xにて『今日も晴れ』と『メロンパン』の2つのアカウントが、3ヶ月に渡り西岩部屋に対する誹謗中傷を行っていました」と説明し、「実は、8月末に弁護士の方と調べて、『今日も晴れ』が母方の祖母、『メロンパン』が自分の母と分かりました」と告白。
誹謗中傷をしていたのが身内だったということがわかり、「部屋の皆には謝罪しましたが、応援してくださっている皆様への謝罪ができていなかったので、この場をお借りして謝罪させて頂きます。不快な思いをおかけし申し訳ございませんでした」と謝罪した。
そして「7月に、自分は真実を知りたかったので一番怪しいと思っていた母へ電話をしましたが、否定されました。何度聞いても否定され、嘘をつく母を見て絶望しました。その後も母と祖母はSNSで誹謗中傷を続けました。親の醜態を3か月間も目の当たりにし、家族と2度と会いたくない、縁を切ろうと思い、区役所へ行き分籍しました」と話す。
続けて「8月の段階で弁護士の先生が、無断で部屋を去った弟とその父の意見を一つ一つ聞いたところ、部屋の指導に問題はないと認められました。この問題は解決していて、言うつもりはなかったのですが、先日、今度は父がSNSで勝手な憶測と嘘の投稿をしていることが分かり、親方とおかみさんの指導に対して作り話で不満をぶつけ、『家族を崩壊させた者は一生許さない』や『我が子の状態に戻って帰ってくるのを待つ』というような内容を見て呆れ、許せない気持ちが芽生えたので、自分の気持ちを伝えさせていただきました」とつづった。
こうした事態の中でも「これまで責任を感じる毎日ですが、後援会の方々や力士の皆から温かい言葉をかけていただきとても励みになっています。そのお陰で自分は今も頑張れています。稽古やトレーニングをやり切った瞬間がすごく幸せです」と周囲に支えられているとつづり、「まだまだ自分の思いは書き切れませんが、ここからは九州場所に向けて集中します。これからも一生懸命西岩部屋で頑張ります」と前を向いた。