元ワン・ダイレクションのリアム・ペインが、所属レコード会社から契約を打ち切られ「傷ついていた」という。
先週、アルゼンチンでホテルのバルコニーから転落死したリアムは、2019年のソロデビューアルバム「LPI」に続くアルバムをレコーディングしていたものの、3月にリリースした先行シングル第1弾「ティアドロップス」がチャートで振るわず、レコード会社から契約を解除されたと報じられている。
ある関係者は英紙デイリー・メールにこう語っている。
「リアムは自分の好きな音楽を作りたかったのですが、レーベルはそれではワン・ダイレクションのファンを獲得できないと考え、彼のブランドの売り出し方について意見の相違がありました」
「音楽業界全体がコスト削減のために経費削減やリストラを行っているため、ユニバーサルはリアムとの契約をひっそりと解除し、他のアーティストに投資することを決めたんです」
「彼は裕福なのでお金は必要なかったのですが、バンドの他のメンバーと競争しなければならないというプレッシャーに常にさらされていたので、それは彼を傷つけました」
また、同メディアによると、リアムはアメリカで恋人ケイト・キャシディとの暮らしを続けるため、ビザの更新も兼ねて、元メンバーのナイル・ホーランの公演を見にブエノスアイレスを訪れていたそうだ。
同地の米大使館でアーティストやスポーツ選手などが取得できる「卓越の能力者(O-1)ビザ」の更新を申請したリアムだが、ビザは当初、薬物とアルコールの乱用により、精神科などの検査を受ける必要があるとして却下されたという。
ある関係者によると、当初の予定より滞在は長引いたものの、検査の結果しらふであることが確認されたためビザは承認されたそうで、リアムが他界した2日後に受け取る予定となっていたそうだ。