お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(33歳)が、8月29日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。現在は「審判じゃない人たちが、無法地帯のように審判を批判しているから、やりたい人は減っていき、AIがジャッジするしかなくなるのでは?」と審判へのAI導入議論に意見を述べた。
番組は今回、スポーツの誤審がたびたび話題となる中、AIなどのテクノロジーをどこまで導入すべきなのかを考えていくことに。
番組MCを務めるEXITのりんたろー。は「僕が好きなサッカーで例えると、マラドーナの“神の手”はスポーツテックが導入されていたら生まれていなかっただろうし、逆にテックがあったからこそ三笘薫選手の“三笘の1ミリ”は生まれたんだと思う。良いところもあれば悪いところもある」とコメント。
その上で「今はスポーツの結果だけではなく、態度や言動でも非難を浴びるような時代。こうなってくると、判定も人間が背負えなくなり、ゆくゆくはテックを導入することになるのでは?」と指摘した。
相方の兼近大樹も「『審判が絶対』と言われていた時代なら、テックは必要なかったと思うが、今はそうじゃない。審判じゃない人たちが、後から動画で何度も確認して、『これは間違っている』と意見する。無法地帯のように審判を批判しているから、やりたい人は減っていき、AIがジャッジするしかなくなるのでは?」と話した。
その一方で、兼近は「『テクノロジーが追い付くのかな?』という疑問は残る。野球の危険球退場にあたる場面では、すっぽ抜けた球であれば打者の頭部近くにいっても退場にならないケースがある。このような場面で故意か、そうではないのかを、AIが区別できるのだろうか?」と首を傾げた。