ジョージ・ミラー監督が、今後も「マッド・マックス」シリーズを継続してゆく意向だという。
シリーズ第5弾となる、製作に10年を費やしたアニャ・テイラー=ジョイ主演の前日譚作品「マッドマックス:フュリオサ」の公開を今月31日に控えているミラー監督は、45年前に第1弾が公開された同シリーズで、同じキャラクターたちが登場するほかのストーリーがまだ「確かに」存在すると明かしている。
ミラー監督は、現在開催中のカンヌ国際映画祭で記者団にこう語った。
「数々のほかのストーリーが存在するのは確かです。主な理由は『怒りのデス・ロード』のストーリーを語るには、その前の年のフュリオサとマックスのバックストーリーを知る必要があったからです」
「それがキャストやクルーのツールでした。私たちはその前年のマックスのストーリーを知っています。そして私たちはこれ(『フュリオサ』)がどういう展開を見せるのか待ってみます。それを考えすらする前にね」
そして同監督は、同シリーズがこれほど長く続いたことに驚きを感じているものの、同じストーリーを「繰り返す」だけなら続けていなかったとして「自分がしたことを繰り返すだけなら、そんなことをやりたいとは思いません」「よく考えるんですよ『私はクレイジーなのか?』ってね。そして自分の好奇心に導かれていることに気づくんです。学んできていると感じていますよ」と続けていた。