ウェス・ボール監督が、「猿の惑星」最新作は「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の大規模な研究と開発なしでは作れなかったと語っている。
同SFアクション・シリーズ新3部作の1作目となる「猿の惑星/キングダム」が公開中のボール監督は、ジェームズ・キャメロン監督による2022年の「アバター」続編に費やされた研究が、コンピュータグラフィックスによって生成された水の画像に道を開いてくれていたことを明かした。
ボール監督はComicBook.comにこう語っている。
「『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』で大規模なR&D(研究と開発)が行なわれていなければ、我々は水を作ることはできなかった。そして、我々はそれをさらに発展させたんだ」
またボール監督は、オーウェン・ティーグがチンパンジーのノア役で主役を務める同新作について 「完全にCGだけのシーンは30分から35分くらいある」とし、こう続けている。
「全てがCGなんだ。つまり、樹皮の一枚一枚、風になびく葉っぱの一枚一枚がフルCGだ。この映画、このフランチャイズでは初めてのことだよ。どうしても作れなかったセットがあったんだ。(僕たちには)余裕も時間もなかった。だから、観客のためにも、そのまま通り過ぎてくれることを願っている。観客にはそれが見えない。でも、これが全部CGだとわからないような作品には本当に誇りを持っているんだ」
さらに、次作についてボール監督は「脚本が完成していない段階で準備に入りたくない。過去にそうしなければならなかったことがある。そこから良いものは生まれない」「時間がかかる」とするも、一方で「どういう方向に進みたいか、アイデアがある」「この映画のラストで扉が開いて、もっと大きな世界が明らかになることを望んでいるよ」と続けている。