女優の夏帆(32歳)が5月9日、都内で行われた映画「違国日記」(6月7日公開)の完成披露上映会に登壇。撮影を振り返ると共に、同作の現場で新垣結衣(35歳)と“再会”した喜びを語った。
累計販売数180万部を突破し、「心が救われる」「人生の本棚にはいった」など、多くの共感を得た同名コミックを映画化した「違国日記」。人見知りな小説家と、その姪の対照的なふたりの同居譚で、新垣は、不慮の事故がキッカケで大嫌いだった自分の姉の子供を迎え入れる小説家役を、夏帆は二人の暮らしを見守る友人役を演じた。
新垣は撮影を振り返り、「原作に描かれている(小説家の)槙生ちゃんの魅力をどうにか体に染みこませて映画に落とし込んで表現したいと思った。本番が始まる直前の『よーい』の瞬間に原作の槙生ちゃんの表情を思い浮かべる様にしていて、それをするとスイッチが入ったみたいにスッとセリフが言えた気がしました」と演じる上でのアプローチを明かす。
また、夏帆は「その場の空気がにぎやかにパッと明るくなるような存在でいられたらと思って、カメラが回っていない時も『なんだか賑やかな人が来たぞ!』と思ってもらえるように、いつもよりも何倍もギアを上げることを心がけていました」と回想。これに新垣は「凄くそんな存在でした。夏帆ちゃんが来ると、現場全体の空気が入れ替わる様な華やかな空気になって、夏帆ちゃんが帰ると嵐が去ったように空気がガラッと変わった」と感謝した。
新垣と夏帆は本作が本格的な初共演作。夏帆は「10代の頃にご一緒したことはあるけれど、お芝居をするのは初めて。久しぶりにお会いした際に、まるで昔からの友人のようにフラットに受け入れてくれた。毎回結衣ちゃんに会うのを楽しみに現場に行っていました」と時を経ての“再会”を心から喜んだ。