宇多田ヒカル“ロンドンロケ”のCM出演、新曲「Electricity」を初公開

2024/04/01 05:05 Written by ナリナリ編集部

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シンガーソングライターの宇多田ヒカルが、伊藤忠商事の企業広告に起用され、4月1日より、新曲「Electricity」をCM楽曲に採用した新CMの放映を開始する。「Electricity」は、ベストアルバム発売に先行して初公開。

このCMのキーアイテムは、地球を外から眺めることのできる“魔法の望遠鏡”。望遠鏡を覗いて見えてくるのは、「おかげさまで」という、人と人、過去と未来をつなぐ魔法の言葉の存在だ。この素敵な言葉が、ビジネスでも日常生活でも、いまよりもっと多く発せられるなら、そんな地球の未来はより明るくなるのでは、という想いが込められている。

宇多田が出演するシーンの撮影は、宇多田の活動拠点であるロンドン、ストリートアートや古着屋が多くあるカルチャーの街ブリック・レーン地区のとあるビル屋上で行われた。18時頃から宇多田パートの撮影がスタート。この日の最低気温は1度、そして風も強めに吹く、冬らしい寒さのロケとなった。今回、宇多田出演パートの撮影ロケーションはビル屋上の一か所だけだったが、その中でもカメラアングルを変えながら複数のカットを撮影。望遠鏡を覗く顔の高さや角度の調整や、芝居の表情についてなど、宇多田が監督と細かくやり取りをしながら撮影はスムーズに進行し、全部で7つのシーンを約3時間で撮影し終えた。

撮影後のインタビューで、「キャッチコピーの『おかげさまで』について感じられたことを教えて下さい」と聞かれた宇多田は「誰も一人では生きていけないので、日々の暮らしの中で身近な人にもそうじゃない人にも、それと今の瞬間に感謝してます。困った時こそそういうことを感じ易いので、困るような状況に陥ることも大事なことだなと思ってます。周りの人たちに頼れるようになってこそ、自立した人間になれたということだと思います」とコメント。

また、楽曲「Electricity」の歌詞に込められた思いを聞かれると、「私が自分の中から、人から、宇宙と地球から感じる不可視なエネルギーや波動とその不思議で強力な結びつきを表現しました。『SCIENCE FICTION』というアルバムタイトル通り、地球に移住してきたり観光に訪れた宇宙人二人が地球で出会うというSF物語のような設定の歌詞世界です。宇宙人の話を描いていたのに最終的に人類への気持ちとか、この世で人間として生きることの意味に辿りついて自分でもびっくりしたところで、完成しました」と語った。



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