カート・コバーンの“悲劇的な死”真相に迫る、英BBCがドキュメンタリー番組を告知

2024/03/29 05:39 Written by Narinari.com編集部

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カート・コバーンの死の真相を、英放送局BBC制作のドキュメンタリーが解き明かすという。

ニルヴァーナのフロントマンで、グランジの開拓者だったカートは、1994年4月5日銃で自ら頭を撃ち27歳で死亡。現場となったシアトルの自宅からは遺書が見つかっていた。カートの死については長年、他殺とする陰謀論や、死に至った原因として、妻でホールのフロントウーマンだったコートニー・ラヴに責任を問う声が上がっている。

そして悲劇的な死から30年が経過した今、BBCがカートに関する一連の番組を告知、その中の1つ、タッチダウン・フィルムズ制作の1時間のドキュメンタリー「モーメンツ・ザット・シュック・ミュージック:カート・コバーン」では、カートの死にまつわる神話や伝説を終わらせることを目的にしているという。

来月の週末にBBC2とiPlayerが公開する同番組についてプレスリリースはこう発表している。

「パワフルでレアな過去の記録を通してイギリスのテレビでは未見のものを独占してお届けします。『モーメンツ・ザット・シュック・ミュージック:カート・コバーン』はコバーンが自ら命を絶った1994年の悲劇的瞬間までの日々に関する理屈抜きの説明となります」

一方、BBCポピュラー・ミュージックTVのトップ、ジョナサン・ロザリー氏は、「カート・コバーンの人生と死は、彼が亡くなってから神話と伝説に代わりました。このドキュメンタリーは周囲にいた人々が直接語ったもの、その場で撮影された動画をもとに、その瞬間の謎を解こうとしています」と語った。

シアトルの地元ファンが撮影した動画、当時の記者からの素材をもとに制作された同番組、カートに何が起こったのかをそのまま視聴者に届けるという。

さらに、セキュリティシステムを設置するために自宅を訪れた際に、死亡したカートを発見した電気技師の反応や、現場を訪れた警察からの文書、混乱や絶望を捉えたファン撮影の動画、シアトルで行われた通夜でコートニーがカートの遺書を何千人の前で読み上げる音声、そして死の数か月前のカートのインタビューなどが公開予定となっている。

現在でもレイク・ワシントン・ブールバードにあるカートの元自宅にはファンが訪れ、花を添えたり、ベンチにニルヴァーナの曲の歌詞を刻むなど、思い思いに過ごす姿がある。

同番組の他にもBBCはニルヴァーナとイギリスの繋がりを追った「ホエン・ニルヴァーナ・ケイム・トゥ・ブリテン」を再放送する予定だ。

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