クリストファー・ノーラン(52歳)は、「007」シリーズ作品を監督することは、「素晴らしい特権」と考えているものの、主演俳優を自身で選べることを条件に挙げている。
「ダークナイト」3部作や「インターステラー」「ダンケルク」などで知られ、最新作「オッペンハイマー」が海外で公開中のノーラン監督。「007」製作側と話し合いに入った過去があり、“正しい時”と感じれば、同スパイ映画のメガホンをとるつもりだそうだ。
ポッドキャスト番組「ハッピー・サッド・コンフューズド」に出演したノーランは、こう話している。
「(「007」シリーズの)映画を作ることは素晴らしい特権ですよ。自分の創造人生でそうするのに“正しい時”と感じられる必要があります。自分で表現したいものを表現できるというね」
「私はこれらの映画が大好きですよ。私の映像におけるこれらの映画の影響は、恥ずかしいぐらい明らかです」
そして「ボンド役のキャスティングに参加したいですよね」と質問されると、「創造的に貢献できるかもしれないものに完全にコミットせずに映画の仕事を受けたくありません」「脚本家として、キャスティング・ディレクターとしてなど全てですね。フルパッケージですよ」と答えている。
「007/スカイフォール」の公開後、ノーランはシリーズ次回作を監督する話を持ち掛けられたそうだが、最終的に「007/スペクター」は、「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス(57歳)が監督する運びとなっていた。