ヒュー・グラントは、“最も面白く皮肉的”なことから、映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」にキャスト入りしたそうだ。
「チャーリーとチョコレート工場」のウィリー・ウォンカが製菓で成功を収めてゆく過程を描いた同新作で、緑の髪の小さなウンパルンパ役を演じるヒュー。ロナルド・ダールの原作小説には同キャラクターについてあまり説明がないものの、その歌が「驚くほど皮肉的で批判に溢れ残酷」であることから、「パディントン2」でタッグを組んだヒューがぴったりだとポール・キング監督は考えたという。
ロンドンで開催された予告編のプレミアで、キング監督はこう話している。
「私はただあのキャラクターのことを考えていたんです。最低な奴を演じられる人をってね。そこで『ヒューだ!』ってなったんです」
「彼は私がこれまで会った中で最も面白く最高の皮肉屋ですから」
一方でタイトルロールを演じる「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメについては、「ウィリー・ウォンカを演じられる人のリストはごく短いものでした。彼がその人だったんです」「あの世代で最も素晴らしい俳優だと本当に思います。自分自身の感情に非常に深くもぐりこみ、目を動かすだけで物事を伝える素晴らしい能力がありますから。彼は非常にコントロールされていて、非常に頭が良く、驚くほど感情に関して直感的なのです」と称賛した。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」は12月15日に公開予定。