タレントの上沼恵美子（68歳）が、5月21日に放送されたバラエティ番組「上沼・高田のクギズケ！」（読売テレビ）に出演。歌舞伎俳優・市川猿之助の事件について触れ、猿之助に“お願いしたいこと”を語った。

番組はこの日、市川猿之助の件を取り上げ、上沼は「（市川）亀治郎さんのときに番組に来てくださったんですよ。『亀治郎です！』ってご挨拶に、私の部屋に来られたので、『はい』と出ていったら、サッとドア開けられて、部屋の真ん中まで入って来られて。『今日はよろしく』と言って握手していただいて。『うわぁ、すごい方だな』と思って」と、猿之助との初対面時を振り返る。

続けて「芸達者で、真っすぐで、芸の虫。どっちかというと……私の印象ですよ。一筋で、真面目で素晴らしい方で、これからこの人は（歌舞伎の世界を）担っていくんだな、引っ張っていくんだな、という方だから、めちゃくちゃショックです」「ちょっと真面目すぎる方かな、という感じや印象を持っています」とコメント。

さらに「でも今回ね、助かって良かったと私は思います。でも、舞台復帰ね、ご両親亡くなってるでしょ。難しいかと思うけど、ここは……猿之助さん、すみません。関係ないのに偉そうなこと言って。これは、神様に生かされたんだと思ってるんですよ。歌舞伎界のために……引っ張っていかないといかん。もうどんなことあっても、踏ん張っていただかないと困ります。お願いしますわ。ほんとに皆さん、そういう思いだと思うんです。これはもうショッキングなことで、なかなかのもんだと思うんですけどね、立ち直るっていうのは」と、今後、困難な道のりであることは承知しつつも、そうしたことを乗り越えて、復帰して欲しいとの想いを語り、「お願いです。猿之助さん。あなたの代わりはないんですから。これはもう責務だと思います。お願いしたいな、と思います」とカメラに向かって呼びかけた。

そして、番組の相方であるタレント・高田純次に「ね、高田さん」と話を振ると、しばらくの沈黙の後、高田は「あ、オレか。ちょっとほかのこと考えてた。わっはっは（笑）」と笑い、スタジオも笑いに包まれた。