ジャニー喜多川氏の性加害、ジュリー社長は「知りませんでした」

2023/05/15 05:08 Written by Narinari.com編集部

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ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が5月14日、同社創業者のジャニー喜多川氏(享年87)による“性加害問題”についての見解を示し、ジャニー喜多川氏の性加害については「知りませんでした」と説明した。

かつてジャニーズ事務所に所属していたカウアン・オカモトさんらが告発したジャニー喜多川氏の“性加害問題”。ジャニー喜多川氏の姪(めい)にあたるジュリー社長は、「ジャニー喜多川氏の性加害を事務所、またジュリー社長は知らなかったのか?」との質問に、「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」と答えた。

また、当時のジャニーズ事務所について、「週刊文春から取材のあった1999年の時点で、私は取締役という立場ではありましたが、長らくジャニーズ事務所は、タレントのプロデュースをジャニー喜多川、会社運営の全権をメリー喜多川が担い、この二人だけであらゆることを決定していました」と説明。

そのためジュリー社長は「情けないことに、この二人以外は私を含め、任された役割以外の会社管理・運営に対する発言は、できない状況でした。また管轄外の現場で起きたことや、それに対してどのような指示が行われていたのか等も、そもそも全社で共有されることはなく、取締役会と呼べるようなものも開かれたことはありませんでした。本件を含め、会社運営に関わるような重要な情報は、二人以外には知ることの出来ない状態が恒常化していました」とした。

そうした状態は「振り返るまでもなく、その状態は普通ではなかったと思います」と理解はしながらも、「1962年の創業時からずっとこの体制で成長してきたこともあり、ジャニーとメリーの二人体制=ジャニーズ事務所であることを、所属する全員が当然のこととして受け入れてしまっていたように思います。私自身その異常性に違和感を持つことができなかったわけで、ただただ情けなく、深く後悔しております」とコメントした。

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