米ミュージシャンのボビー・コールドウェルが死去した。71歳だった。長い闘病生活の後、自宅で亡くなったことを妻のメアリー・コールドウェルさんがツイッターで発表している。

「ボビーがこの家から旅立ちました。亡くなったとき、私は彼をしっかり抱きしめていました。この悲しみは永遠です。何年もの間、祈りを捧げてくれた全ての人々に感謝しています。フルオロキノロン毒性症候群でした。最後の6年と2か月、健康問題を抱えていたのです。神様のもと安らかに。私の愛する人。メアリー・コールドウェル」

1978年のヒット曲「風のシルエット」で知られたボビー、同曲は2パック、コモン、ジョン・レジェンドらによってサンプリングされていた。

ニューヨーク生まれで2004年にメアリーと結婚したボビーは、初めリトル・リチャードのギタリストとして人気を博し、1978年にソロデビューアルバムを発表。ピーター・セテラとエイミー・グラントの1986年のヒット曲「ネクスト・タイム」などキャリアを通して多くの曲をアーティストらに提供し、最後のアルバムは2015年の「クール・アンクル」となった。

一方ボビーの「オープン・ユア・アイズ」をサンプリングした「ザ・ライト」でコモンとコラボしたクエストラブは、インスタグラムにこう追悼の言葉を残している。

「レジェンドと会える機会が失われたことはあまりにも惜しい。あなたの声、才能をありがとう」