1990年代の人気番組「料理の鉄人」（フジテレビ系）で、“中華の鉄人”として人気を博した、四川飯店グループ会長・陳建一さんが、3月11日に都内の病院にて、間質性肺炎のため亡くなった。67歳だった。

葬儀は故人の遺志により、近親者のみで執り行われ、後日、お別れの会を開催する予定だという。

陳さんは1956年、日本に初めて四川料理を広め、“四川料理の神様”と呼ばれた故・陳建民氏の長男として、東京で生まれた。東京中華学校、玉川学園の高校・大学を卒業後、父親の経営する赤坂四川飯店にて修業を開始し、1990年、父の後を継ぎ赤坂四川飯店社長へ就任した。

1993年から「料理の鉄人」に“中華の鉄人”として、また、「NHK きょうの料理」の講師として出演。ほかテレビおよび雑誌、料理学校の講師など幅広く活躍した。