クイーン“一緒に歌う観客”嫌だった…考え方変わった転機

2023/02/07 11:51 Written by Narinari.com編集部

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クイーンは、自分たちの曲の一語一句を観客が歌うことに苛立っていたという。ブライアン・メイによると、長い時間をかけて作った歌詞を、ファンには普通に聴いて欲しかったそうだ。

トータル・ギター誌にブライアンはこう話している。

「私たちはこう思っていたよ。『皆ただ聴いてくれ。一生懸命作ったものだから、ただ聴いてくれるだけでいいんだ!』って。けど彼らは止まなかったけどね」
「あるライブで、彼らが全ての曲の歌詞を歌う時があって、あの頃としては斬新だったよ。(レッド)ツェッペリンのコンサートで、『コミュニケイション・ブレイクダウン』とか彼らの曲を一緒に歌う人なんていなかったと思う。ツェッペリンが演奏すれば、彼らは聴く。自分たちのコンサートでこう思ったものさ。『何でこいつらは歌わずに聴くことはできないんだろう?』ってね」

しかし1970年代にイングランドのミッドランズにあるビングリー・ホールで「ウィー・ウィル・ロック・ユー」を披露した際に、考え方が変わったそうで、ブライアンはこう続けた。

「ビングリー・ホールの夜だった。ステージから降りて、メンバー全員が驚きの目だった。観客らの歌が凄まじかったからね。フレディに言ったよ。『このことに抵抗せず、推奨するべきだ。このエネルギーを利用した方がいい』って。やってみる価値があるってことで全員一致だったんだ」

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