もうすぐ30歳の有村架純、20代は「ものすごいスピード」

2023/02/06 07:21 Written by Narinari.com編集部

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女優・有村架純(29歳)が2月5日、都内で行われた主演映画「ちひろさん」の完成披露舞台挨拶に登壇。もうすぐ30歳の誕生日を迎えるにあたり、20代の振り返りや、30代への決意などを語った。

本作は、月刊漫画誌「Eleganceイブ」(秋田書店刊)で2013年から2018年にわたって第一部が連載された漫画「ちひろさん」が原作。元風俗嬢の主人公・ちひろが、とある海辺の町の小さなお弁当屋さんで働きながら、心に傷や悩みを抱えて上手く生きることができない人々と交流し、彼女の言葉や行動がそれぞれの生き方に影響を与えていく人間ドラマが描かれる。

この日、ステージに登壇した有村は「わたし自身も、ちひろさんという役に出会えて良かったなと思いますし、皆さんにとっても、ちひろさんという存在が背中を押してくれたり、何かを肯定してくれるような、そんな存在になったらと思っています」と挨拶。

また、本作について有村は「お話をいただいた時に、まず原作を読ませていただいて。この世界観が大好きになりました。その時は自分が演じることも忘れて没頭してしまいましたし、ちひろさんという女性の沼にはまっていく感覚があったんですが、それを自分が演じるとなるとすごくハードルが高いなと思いました」とコメント。さらに「でも今泉さん(監督)や製作の方たちが、どうしてこの作品を届けたいと思ったのかというところにわたしも共鳴しましたし、孤独をテーマとした作品で、今のこの年齢で、社会に対して生きづらいと思っている人や、同じ女性として生きづらいと思っている方たちにぜひ届けたい作品だなと。それをわたしも感じましたし、もしその役目を担えるならすごく光栄だなと思ってお話を受けました」とオファーを受けた経緯について語る。

ただ、「だいぶ自分とかけ離れているキャラクターなので、そのギャップをどう埋められるのかは、大きな課題でした」とも話すなど、その意義を感じると同時に、難しさも感じたという。

さらに、本作がNetflixと映画館の同時公開となったことについて、有村は「正直、映画館で公開することとネット配信とで、どう違うかと言われると、わたしはそれほど意識はしてないんですが、ただ映画館に勤められている方にとってはとても勇気のいることだと思うんですよね。(映画館の方は)できれば映画館に足を運んでいただきたいと思われると思うんですが、寛大にもNetflixでも配信しましょうと言っていただき、より多くの方に観てもらえるために協力してくれる。これはこの先に作品を作るにあたって希望になるのかなと。その垣根を越えられたことはうれしいなと思います」と語った。

なお、来たる2月13日は有村の30歳の誕生日となり、この日はひと足先に、サプライズで有村を祝福することに。花束を受け取った有村は「早く30代を迎えたいという気持ちがあったので。ようやくという気持ちと、あとは振り返ってみると、この10年はあっという間だったなと。ものすごいスピードでいろんな景色を見ることができたなと思いますし、ありがたい10年間でした」としみじみとコメント。

さらに30代を迎えるにあたり、「より質の良い作品をとどけるために、皆さんとディスカッションしながら作品を届けられたらいいなと思っています」と決意を語った。  

映画「ちひろさん」は、2月23日(木・祝)、Netflix全世界配信&全国劇場にて公開。

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