サッカー界の名選手たちが、12月29日に大腸がんの闘病生活の末に死去したペレ(享年82)を追悼している。
ネイマール、クリスティアーノ・ロナウド、キリアン・エムバペ、ライオネル・メッシらが、ワールドカップで3度優勝した唯一の選手であり、“サッカーの王様”と呼ばれたペレの偉業を称える言葉を綴った。
ブラジル代表としてペレの背番号10番を受け継ぎ、同氏の記録と並ぶ母国代表最多の通算77ゴールを決めたネイマールは、「ペレの前は10はただの数字だった。このフレーズをいつかどこかで読んだことがある」「貧しい人々や黒人に声を与え、そして何よりもブラジルの知名度を上げた。サッカーとブラジルの地位が上がったのは王様のおかげだ!彼はいなくなったが、彼の魔法は残る。ペレは永遠だ!!」。
C・ロナウドは「永遠の王ペレに向けて、ただの『さようなら』という言葉では、決してサッカー界全体が現在抱いている痛みを言い表すことはできない」「多くの人々にとってインスピレーションであり、昨日、今日、永遠のお手本だ。あなたがいつも私にくれた愛は、我々が共にした全ての瞬間で報いていた。たとえ距離が離れていたとしても」「彼は決して忘れられることがない。彼の記憶は、サッカーを愛する全ての者たちの心に永遠に住み続けるだろう。ペレ王、安らかに眠ってください」とインスタグラムに綴っている。
また、エムバペは、「サッカーの王様は私達を残して旅立ったが、彼の遺産は決して忘れられることがない。王様、安らかに眠ってください」と追悼。ペレと並びサッカー史上最高の選手と言われるメッシは、ペレと共に映った一連の写真を投稿して「安らかに眠ってください」とキャプションをつけた。
一方、ペレの娘ケリー・ナシメントさんは、病院のベッドに横たわる父親の手に家族の手が重ねられた写真をインスタグラムに投稿。「私達の全ては、あなたのおかげです。あなたを永遠に愛しています。安らかに眠ってください」と綴り、父親の訃報を伝えていた。