「ヴァロットン―黒と白」展が日本酒メーカー・WAKAZEとコラボ

2022/10/07 15:05 Written by Narinari.com編集部

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東京・丸の内の三菱一号館美術館は、フランスからSAKE文化を発信する日本酒メーカー・・WAKAZEとのコラボによる限定商品を発売する。

これは同美術館が開催する、19世紀末のパリで活躍したナビ派の画家フェリックス・ヴァロットンの木版画約180点を一挙初公開する展覧会「ヴァロットンー黒と白」(10月29日〜2023年1月29日)と、WAKAZEがコラボするもの。

展覧会のメインビジュアルでもあるヴァロットンの作品をラベルにデザインした特別限定商品、フランスで醸造された純米吟醸酒「GINJO 2022 LIMITED EDITION」を10月7日より発売(数量限定、7,700円/税込み)し、併せて展覧会チケット付きセットも販売する(チケット1枚付き9,300円、同2枚付き10,900円/税込み、チケット代込み、送料無料)。

「ヴァロットンー黒と白」展は、19世紀末のパリで活躍した画家フェリックス・ヴァロットンの、黒一色の革新的な木版画に焦点を当てた展覧会。ヴァロットンは木版画によってヨーロッパのみならずアメリカでも評価されるなど名声を得た。ヴァロットンは、木版画制作にあたり日本の浮世絵文化をはじめとしたジャポニスムの影響を受けたとされ、今回は三菱一号館美術館が所蔵する世界有数のヴァロットン版画コレクションの中から、希少性の高い連作を含め約180点を一挙初公開する。

WAKAZEは2019年にフランス・パリ近郊に醸造所を創立、日本酒の伝統的な製法を取り入れながら、フランスの風土や食文化に合わせた革新的な酒造りをしている酒蔵。フランスでは主に日本食を楽しむ場面で飲まれていたSAKE(日本酒)が、今日ではミレニアル世代の支持を得て多様な食とのペアリングやフランス人の習慣であるアペロのシーンで楽しまれるようになり、彼らの日常に根ざした存在になりつつある。「日本酒を世界酒に」を目指して、食の都・パリの文化を取り入れたSAKEを世界へと広めているWAKAZEは、かつて日本発祥の浮世絵に影響を受けて作品に取り入れたヴァロットンにも通じる部分があり、今回の時代を超えたペアリングが実現した。

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