今年のカンヌ最高賞作品に主演、32歳女優が急死

2022/09/01 00:01 Written by Narinari.com編集部

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今年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した映画「トライアングル・オブ・サッドネス」に主演し、注目を浴びていた女優のチャールビ・ディーンが、原因不明の突然の病気により、米ニューヨークで死去した。32歳だった。

南アフリカ・ケープタウン出身のチャールビは12歳でモデル業をはじめ、2010年には元YouTuberのトロイ・シヴァンが主演した「スパッド」でスクリーンデビュー。その後もドラマ「ブラックライトニング」「デス・レース3 インフェルノ」「ブラッド・イン・ザ・ウォーター」「ドント・スリープ蘇る悪夢」など数多くの映画やドラマに出演したほか、モデルとして南アフリカ版GQ誌やエル誌の表紙を飾った。

今回の訃報は、主演作「トライアングル・オブ・サッドネス」がカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを受賞し、世界各国の映画祭を回って上映されていた最中に伝えられたものであったとバラエティ誌が報じている。  

リューベン・オストルンド監督の同作でチャールビは、豪華客船のクルージングに招待され、ハリス・ディキンソン演じる夫カールや、ウディ・ハレルソン演じる船長とともにトラブルに巻き込まれていくヤヤ役を好演して高い評価を得ていた。

一方、チャールビの婚約者であったルーク・ヴォルカーは、恋人の悲劇的な死に際し、インスタグラムに「彼女の『トライアングル・オブ・サッドネス』での演技を誇りに思う」と綴った。

また、劇作家のジェレミー・O・ハリスはツイッターで「非常にショックで悲しい。『トライアングル・オブ・サッドネス』を観た後、チャールビ・ディーンは私にとってこれからが楽しみなパフォーマーであった」「彼女の演技には、下手な役者が演じていたら役を否定してしまっていたかもしれない、脆さと知性があった。彼女は本当の才能だった。彼女の家族に愛を送ります」と追悼した。

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