小学館が「JS研究所」発足、女子小学生の“リアル”に迫る

2022/08/08 14:20 Written by Narinari.com編集部

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小学館「JS研究所」は、女子小学生の“リアル”に迫るアンケート調査の結果から、定期レポート「2022年版 ライフスタイル編」を公表した。

同社は、小学1・2・3年生の女子向け雑誌「ぷっちぐみ」、少女まんが誌「ちゃお」の読者とその家族を対象にした読者アンケートを、両誌創刊以来、定期的に実施している。そしてこのたび、2誌の定期アンケート結果を共同活用し、今まで以上に女子小学生の“リアル”に寄り添った誌面づくりを編集や広告企画を通して推進するため、「JS研究所」を発足。今の女子小学生(JS)1000人のリアルな本音を、定期レポートとして公表していく。

今回のレポートは、「ぷっちぐみ」2022年6・7月号と「ちゃお」2022年6月号にて掲載、収集した「BIGアンケート2022」のライフスタイルに関する調査結果をまとめたもの。

まず、「今年の夏に行きたい場所はありますか?」という質問に対し、「ぷっちぐみ」「ちゃお」どちらも約半数が「プール」と回答した。そのほか「テーマパーク、遊園地」「キャンプ」といった屋外でアクティブに活動できる場所への回答が共通して上位にランクイン。梅雨が短く早くから続く酷暑、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の緩和が影響したと考えられる。

また、「(お子さんが)ふだんよく見ているSNSを教えてください」という質問に対しては、低学年、高学年問わず「Youtube」が約7割で、圧倒的多数という結果に。「TikTok」を含めると動画コンテンツを中心に楽しんでいるようだ。一方で「なし」という回答も目立った。

さらに、「ちゃお」読者に聞いたメイクアップに関する質問には、約半数がメイクの経験があると回答。「興味はあるけどしたことはない」と回答した人を加えると約9割となり、メイクに高い関心があることがわかった。また、「メイクをしたことがある」と回答した人に、どんなときにメイクをしたのか質問したところ、「お出かけするとき」「発表会のとき」「七五三のとき」など特別なときにメイクをしていたことがわかった。

マスク生活の影響でアイメイクに関心のある子が多く、懸賞でもアイシャドウやアイラインが人気。色つきリップは定番人気で、JSの必需品と言える。

続けて、「将来なりたい職業」についても質問。低学年JS「ぷっちぐみ」読者の将来なりたい職業は、1位「ケーキ屋さん・パティシエ」、2位「アイドル・歌手」、3位「保育士・幼稚園の先生」、4位「まんが家」、5位「学校の先生」で、高学年JS「ちゃお」読者の将来なりたい職業は、1位「まんが家・イラストレーター」、2位「パティシエ」、3位「保育士・幼稚園の先生」、4位「ファッションデザイナー」、5位「美容師」という結果に。

この結果について、「ぷっちぐみ」編集長は「『ぷっちぐみ』ではここ数年『ケーキ屋さん・パティシエ』がダントツで1位。『アイドル・歌手』も、この2〜3年人気が高いです。『保育士・幼稚園の先生』が昨年6位から3位に、『まんが家』が昨年8位から4位にランクアップしています。コロナ禍の影響で自分に身近なものが、なりたい職業の傾向になっているように思います。その他5位以下は、『ファッションデザイナー』『モデル』『アイスクリーム屋さん』などがトップ10に。『YouTuber』は12位に入っています」とコメント。

また、「ちゃお」編集長は「時代を反映してか、好きなものに関わる職業への憧れがあっても、そこで人に雇われるのではなく、自分の能力で何かを作り上げる志向が強いように感じます。ケーキ屋さんではなく、パティシエ。ショップ店員ではなく、デザイナー。まんが雑誌なので、まんが家も人気です」とコメントしている。

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