「鬼滅」「ジョジョ」など英語版で活躍、35歳声優死去

2022/06/15 00:34 Written by Narinari.com編集部

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日本アニメの英語版で声優として活躍していたビリー・カメッツさんが死去した。35歳だった。

「ポケットモンスター」「鬼滅の刃」「進撃の巨人」など、多数の日本のアニメの英語吹替版で声優を務め、今年4月に末期の大腸がんであることを公表していたビリーさん。その訃報は、医療費や保険料をまかなうことを目的に開設されたGoFundMeのページで発表された。

「ビリー・カメッツに会った人は誰もが、彼が地球上最も温かく、親切で誠実な人間の一人だと言うでしょう」
「見ている人がつられてすぐに笑ってしまうような笑顔の持ち主で、周りの人々に喜びをもたらしていました。それが、部屋一杯の友人や家族であれ、コンベンションのファンであれ、病院で看病にあたる看護師や医師であっても」

そうビリーさんを紹介した同ページのオーガナイザーであるA・ジニー・マクマヌスさんは、6月12日付けの更新で「私が書きたかったアップデートではありません。今週ビリーが旅立ちました」として、ビリーさんが9日に他界したことを告げた。

また、ファンドレイジングに協力してくれた人々に感謝の言葉を述べた後、「寂しくて仕方ありません。しかし、今後も彼のレガシーは、作品を通して、彼がどれほど素晴らしい男であったかを今なお発見している全てのファンと共に続いていくのだと思うと、安らぎを感じています」と綴っている。

「ポケットモンスター」でレンジの声優を務めたビリーさんは生前、YouTubeに投稿した動画の中で、がんの診断は「突然変異」とした上で「非常にポジティブでいる。それがこの動画を作りたかった最大の理由」「僕は多大なサポートを受けているし、周りはポジティブさで溢れている。僕は闘いを止めるつもりはないことを君達に知って欲しい。僕はこれを克服する」と語っていた。

ビリーさんは、ディズニーランドの「ディズニー・アラジン:ミュージカル・スぺクタキュラー」でアラジンの役を演じた後、アニメ番組「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」で東方仗助、「盾の勇者の成り上がり」で岩谷尚文、「鬼滅の刃」で累の声優を務めたほか、ゲーム「ファイアーエムブレム風花雪月」や「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」にも出演していた。

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