「ツイン・ピークス」テーマ曲の歌手が死去

2022/06/11 04:09 Written by Narinari.com編集部

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歌手のジュリー・クルーズが死去した。65歳だった。インストルメンタル版がドラマ「ツイン・ピークス」のテーマ曲となった「フォーリング」で知られるジュリーは、自己免疫疾患の全身性エリテマトーデスとの5年間の闘病生活の末帰らぬ人となった。

夫のエドワード・グリナンさんは、フェイスブックに「ジュリーは自らのやり方でこの領域を後にしました。後悔はありません。彼女は穏やかです。彼女が移行する中、私は彼女の(B-52sの)曲『ローム』を流していました。彼女は永遠に放浪することでしょう。愛する人よ、安らかに眠ってください」と綴っている。  

ジュリーは、「ツイン・ピークス」のデヴィッド・リンチ監督とは、1986年作「ブルーベルベット」にアンジェロ・バダラメンティとのコラボ曲「ミステリーズ・オブ・ラブ」が使用されるかたちで初タッグ。1990年には、同監督の劇作「インダストリアル・シンフォニーNo.1」でニコラス・ケイジ、ローラ・ダーンと共にステージに立った。

また「ツイン・ピークス」に歌手役で出演したほか、スピンオフ映画「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間」、2017年のリバイバルドラマ「ツイン・ピークスTHE RETURN」にも出演した。

ジュリーは以前、リンチ監督について「私は彼の妹のようなもの。お兄ちゃんに指図されたくないでしょ。デヴィッドは、きざよ。時には機嫌が悪くなることもあるわ。彼が怒っているのを見たことがある? 誰でも怒っている時って、可笑しく見えるものよ。でも彼が大好き」と語っていた。

1990年代にはB-52sのメンバーとしてツアーに出ていたジュリーは、2018年に全身性エリテマトーデスの闘病生活を1年ほど続けてきたと公表、酷い痛みのため立つことも難しいと明かしていた。

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