“有名人の訃報”安藤美姫は遺族の心境に胸痛める

2022/05/12 18:15 Written by Narinari.com編集部

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プロスケーターの安藤美姫(34歳)が5月11日、MCを務めるニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。「テレビは有名人の訃報をどう伝えるべきか」を考える中で、自身の経験を踏まえ、遺族の心境に胸を痛めた。

番組はこの日、有名人の訃報について、テレビ番組での伝え方を考えていくことに。ダチョウ倶楽部・上島竜兵さんが亡くなったことを伝える一部メディアの報道内容について、Twitterでは「具体的な亡くなり方を伝えないでほしい」「自宅前から中継する必要はあるのか?」という疑問の声が上がった。  

この件に、安藤は「報道する側も仕事ではあると思うし、テレビに出演している立場としてはこういう取材・報道がされることは避けられないと思っている」とした上で、「ご家族への配慮や、自分の家族が亡くなった時にどう思うのか? を考えながら行動してほしいと思った。みなさんが知っている方の訃報を伝える時は、最小限のことだけで良いのでは」とコメント。

また、「今回のケースと立場は違うけど、私は幼い頃に父を亡くしている。そのことをフィギュアスケートで有名になった時に“ストーリー”として報じられたことがあった。この経験から、ご家族についてはそっとしてあげてほしいと思っている。遺族が一般の方の場合もあるし、いろんなことを考えて行動をしてもらいたいです」と、自身の経験と重ね合わせながら語った。

また、地上波テレビのワイドショー番組でコメンテーターとして出演しているリディラバ代表の安部敏樹さんは「番組に出演していて思ったことは、多くの方が知っている人が亡くなると、その人に対する敬意として『しっかりと長い尺のニュースとして取り扱うべきである』という意識があると感じた。でも、訃報は基本的に“速報”として入ってくるから、長い時間かけて扱うだけの具体的な内容がない。このように『何を報じたらいいのかわからない』となった時に、とりあえず自宅にカメラが行ってしまうとか、亡くなった経緯の深掘りになってしまうのだろう。難しい問題だと感じている」と意見を述べた。

この話を受けて、テレビ朝日の平石直之アナは「報じ方について様々な声が上がっているから、各局横並びの報道だから許されるわけではないと、私自身も思ったところです」と話した。

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