中村倫也、“緊張”への考え方

2022/04/26 07:40 Written by Narinari.com編集部

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俳優・中村倫也(35歳)が、マルホ株式会社の口唇ヘルペス治療啓発Web動画に出演。それに伴いインタビューに答え、緊張する場面で、心を落ち着かせるために心がけていることについて語った。

質問:緊張する場面で、心を落ち着かせるために心がけていることは?

中村:自分の経験則で、良い緊張と悪い緊張がたぶん判断できるようになってきているんですよね。だから、良い緊張の状態に持っていくために、緊張している状態も楽しみますし、あとは、失敗していいやと思っています。それがたとえ、もう取返しがつかない(場面でも)。例えば映像だったらもう一回やれば良いで済むことでもあるのですが、とはいえもう一回がなかなか許されない場面もありますし、舞台だったら生ですし、仕事に関わらず何でもですけど、失敗してもいいやと思っていますね。失敗できないということで守りに入ると良くないですよね。怒られてもいいや、嫌われてもいいやという風に思っていたら、嫌な緊張はあまりしなくなりました。心地よい緊張が増えました。


質問:いろいろな経験を重ねてそのような考え方に?

中村:これは僕の性格でもあり、この仕事をする上での方針というかモットーというか、見えないうちに築き上げられてきたものでもあります。例えば、乗せられてまぐれあたりが出る、というのと、プレッシャーを感じまくって委縮してしまうことって、僕の中では同じ気がします。その両方どちらにも天秤が傾いていない状態が一番良いと思っていて。なので、緊張もそうですし、浮かれるとか、浮き足立つとか、調子に乗るということがないようになっている状態がベストで、それが本来のその人の持っているものだと思います。まぐれが出たら自分の実力ではないと思っていますし、委縮はしないようにしますし、そんな風にやっています。


質問:普段、自分の気持ちや思っていることを素直に伝えるタイプ?

中村:“本当はこういうことを思っていそう”とめちゃめちゃ思われるのですが、ゼロなんですよね。言って傷つけることや、邪魔になることはもちろんマナー、デリカシーの部分で言わないですし出さないですが、そうじゃないものって沢山あるじゃないですか。コミュニケーションでも仕事の話でも、何でも悩む間もなく言っちゃいますね。逆に気を遣って言えないみたいなことって無駄な時間だと思います。言って良くなることもあるだろうし、言って説明されてその選択肢が消えることもあるだろうし、どっちにしろプラスなので、僕は割と何でも思ったことを言っちゃいますね。


質問:相手にも思っていることを伝えてほしいですか?

中村:でもそれがなかなかそうはいかないということは分かっているので、必死にすくい取る努力はします。ですがそれでも目が届かない部分はありますし、オープンになってもらうには、こっち(自分)がオープンになった方が楽だなと思うので、伝える努力はしていますかね。



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