新たな「テルマエ・ロマエ」イベントでアツアツお風呂トーク

2022/04/01 22:08 Written by Narinari.com編集部

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Netflixは4月1日、ヤマザキマリ原作の傑作コミック「テルマエ・ロマエ」を約10年ぶりにアニメ化した「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」の記念イベント「熱湯フリックス Presents 極楽プレミアイベント」を開催。主人公・ルシウスを演じる津田健次郎と、ルシウスの親友・マルクス役の小林親弘、原作者ヤマザキマリが登壇した。

本作は、ローマ帝国の浴場技師ルシウスが、なぜか古代ローマと現代日本をタイムスリップできるようになってしまい、自国の浴場=テルマエの設計に日本の入浴文化を取り入れていく…という奇想天外な“タイムスリップお風呂コメディ”。今回のNetflixでのアニメ化にはヤマザキマリ本人がシリーズ構成として参加し、原作にはない新たに書き下ろした2つのオリジナルエピソードも追加され、“ノヴァエ(新しい)”に生まれ変わった。

この日のイベントでは、“オペラ風な日本語”で歌われる本作のオープニング曲に合わせて、“銭湯大好き芸人”やついいちろう(エレキコミック)がMCとして登場。やついは作品をイメージさせる古代ローマ風の衣装で、さっそくイベントを盛り上げた。続いて、声優だけでなく俳優、映像監督、ナレーターとしても活躍する“ツダケン”こと津田健次郎と、「ゴールデンカムイ」「BEASTARS」など大ヒット作への出演が相次ぐ小林親弘が、暖簾をくぐって浴衣姿で軽やかに登場。

2人が声優を務める本作は、ローマ帝国で浴場技師として働く実直な男・ルシウスが、“アイデアが古い”と言われて悩み、公衆浴場の不思議な穴から日本にタイムスリップしてしまうという物語。津田は「コメディなのでとにかく楽しく、そしてルシウスの一生懸命さが伝わるように演じました」と、こだわった点を語り、小林は「10年以上前に原作を読んでいて、まさか自分が参加できるとは思っていなかったです!ルシウスは新しいことでも何でも受け入れるので、異文化に触れたときのリアクションに注目してほしいですね」と話し、ルシウスの親友マルクス役から見たルシウスや作品の魅力を語った。

また、作品にちなんでお気に入りの銭湯や温泉を聞かれた津田は「ご近所さんが日常的に使っている感じが良くて、野沢温泉が好きですね。お湯は激熱ですけどね(笑)」と語り、プライベ ートでも温泉好きな一面をのぞかせた。

本作では日本のお風呂文化に衝撃を受けるルシウスの爆笑リアクションも見どころのひとつとなっているが、注目シーンを聞かれた小林は「ルシウスがウォシュレット機能を初めて体験するシーンは最高でしたね。頭の中に花が咲いちゃうんです(笑)」とコメント。ここで想像を絶する気持ちよさに文字通り昇天するルシウスが映し出された本編シーンが流れると、一同は大爆笑に包まれた。

また、現代の青年にローマ建築技術を教えるシーンに思い入れがあるという津田は、「台本がずっとカタカナで大変でした(笑)」と古代ラテン語のセリフに苦労したエピソードを交えた後、まさかのその場で披露。MCのやついは「いま津田さんが古代ローマに飛んでも話せるんじゃないですか?!(笑)」と感心した様子を見せた。

さらに、フルーツ牛乳を飲んで衝撃を受けるルシウスのシーンについても、やついに再現をおねだりされた津田は「ああ、この甘味は夢見心地にさせてくれる〜〜〜!」となりきって実演。人気シーンを完全再現して会場を盛り上げた。

続いて行われたゲームコーナーでは、津田と小林が日本のお祭りでおなじみのゲームに挑戦。金魚すくいならぬアヒルすくいや、温泉街では定番の的当てゲームに挑み、湯もみ板、シャワーヘッド、アヒルちゃんなど、作品に因んだお風呂アイテムをゲットして、テルマエならぬ“テル映え”な記念撮影を行った。

そして最後にはスペシャルゲストとして、原作者のヤマザキマリが登場。温泉や銭湯、古代ローマのテルマエに関するクイズを挟みながら、話題は海外の温泉地に。ヤマザキが「ヨーロッパの温泉地は大体古代ローマ人が作っているんです。ルシウスみたいな浴場に特化したエンジニアがいたはずなんですよ」と語るなど、作品の原点でもある古代ローマ文化への思いを語った。

また、津田が憧れる有名映画の舞台となった場所について、ヤマザキが「そこも漫画のネタに書いてみようかな」とコメントするなど、作品の新たなアイディアが生まれる一幕も。その後もお風呂トークはますますヒートアップし、全員の興奮が冷めやらぬままにイベントは終了。小林から「こんなに温泉のことをずっと話せることってないので、また第二回やりたいです!」という次回へのリクエストも飛び出すなど、出演者も本イベントを楽しんだ様子を見せた。

最後に、ついに全世界での配信がスタートした作品について、ヤマザキは「自分の漫画がアニメーションとなり、2人にも素敵な声を当てていただいて感無量です」と喜びを語り、津田は「気楽に楽しめる作品なので癒されながら観てほしいです」と全世界のファンに向けて本作の魅力をアピール。笑いと癒しが詰まった本作にぴったりなプレミアイベントとなった。

ヤマザキマリ書き下ろしによる、“ルシウスが浴場技師を目指すことになった理由”を描く前日譚となる第1話、ルシウスがいつもの現代日本ではなく江戸時代の日本にもタイムスリップしてしまう第7話という、原作にはないオリジナルエピソードも加わり生まれた「テルマエ・ロマエ ノヴァエ」はNetflix にて全世界独占配信中。

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