フー・ファイターズのドラマー、テイラー・ホーキンスさんが死亡した際、心臓の重さが50歳の一般男性の倍ほどになっていたことが判明した。3月25日、コロンビアの首都ボゴタのホテルの部屋で遺体で発見されたテイラーさん。検察当局によりオピオイド、THC（マリファナ）、抗うつ薬、ベンゾジアゼピンが体内から検出され、心臓が少なく見積もっても600グラムもあったという。

地元メディアのセマナによると、テイラーさんは複数のドラッグを摂取後、心血管虚脱を起こしたと法医らは結論づけたそうだ。また、26日にはコロンビアの法務機関がスペイン語でツイッターに声明を発表。そこにはこう綴られている。

「コロンビアの国家検察局はテイラー・ホーキンスの検視後、以下のことを発表します。1)テイラー・ホーキンスの尿からマリファナ、三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン、オピオイド等10種類の薬物が確認されました。 2)国立法医学研究所が引き続きテイラー・ホーキンスの死に繋がった原因の完全解明に取り組んでいます　3)コロンビアの国家検察局は調査を続け、その結果を発表していく予定です」

一方、テイラーさんは死亡前に胸の痛みを訴えていたことが確認されている。コロンビアのチャピネロの地方保健大臣の声明にはこう綴られている。

「アメリカ人ミュージシャン、テイラー・ホーキンスがチャピネイロ近隣で金曜日夜に死亡したことに関して、市の保健局は以下のことを報告しています。緊急規制センターが市北部のホテルで胸の痛みを訴える患者からの連絡を受けました」「救急隊が向かいましたが、チームが到着した際、EMI社の緊急チームが現場に居ました。緊急医が患者の蘇生を試みましたが無反応で、死亡が確認されました」

また、フー・ファイターズはこう追悼の声明を発表している。

「フー・ファイターズファミリーはこの悲劇、私たちの最愛のテイラー・ホーキンスを失った事に絶望しています。彼の音楽へのスピリット、その誘われる笑いが私たち全員の中で永遠に生き続けることでしょう。彼の妻、子供、家族らにお悔やみを申し上げると共に、この困難な時に彼らのプライバシーに関し最大限の敬意を払っていただけますようよろしくお願いします」