ブルース・リーと激しい格闘、ボブ・ウォールが死去

2022/02/04 10:23 Written by Narinari.com編集部

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「ドラゴンへの道」「燃えよドラゴン」「死亡遊戯」におけるブルース・リーとの格闘シーンで知られる、武術家で俳優のボブ・ウォールが死去した。82歳だった。1月30日に米ロサンゼルスで帰らぬ人となったことを遺族が発表した。

ザ・ハリウッド・レポーターを通して発表された声明にはこう綴られている。

「彼は、彼に出会った私たち皆にとって強さとインスピレーションの柱でした。彼の光り輝く魂と遺産が忘れ去られることは決してありません」
「彼は素晴らしい武術家、終わることのないジョークの源、才能あるスピーカー、そして無類の無条件の愛とサポートを与える情熱的な人でした」

タンスー道(唐手道)9段の黒帯を所持するボブは、1960年代に出会った同じく武術家で俳優のチャック・ノリスと親交を深め、その後、空手スタジオ・チェーンの共同経営者となったほか、様々な映画で共演した。

1973年作「燃えよドラゴン」でのリーとの激しい格闘シーンで知られるボブは2013年、リーが本物の割れた瓶の使用を求めたため、怪我を負ったことを明かしていたほか、「兄弟」のように思っていたというリーについて、「ブルースが大好きだったよ。彼は私にとって兄弟のようなものだった」「最初の映画に思い切って参加して本当によかったよ。そこでよい仕事をしたから、あと2本に出れたんだろね」「一生懸命準備して、彼に言われたことは上手に出来るようにした」「彼はチャックと私に殴られ方を教えてくれたんだ。何時間もやっていたよ。私の武術スキルを使い、ブルースを専門家と受け止め、その指示に従い、24時間準備が出来ている状態だ。彼がそれを求めていたならね」と話していた。

ボブは、1968年に結婚した妻リリアンさんとの間に4人の子供をもうけた。現在のところ死因は明らかになっていない。

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