プリンスの遺産総額が判明、法廷闘争経て合意成立

2022/01/18 11:12 Written by Narinari.com編集部

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プリンスの遺産総額が、1億5640万ドル(約180億円)と査定された。その遺産の価値を巡っては、アメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)と遺産を管理しているコメリカ・バンクとの間で数年に渡って法廷闘争が繰り広げられていたが、1月14日、両者の間で合意が成立、スター・トリビューン紙によると遺産の分配は早くて来月に始まる予定だ。

プリンスの遺産についてIRSは過去に、コメリカによる査定額8230万ドル(約94億円)のおよそ2倍となる1億6320万ドル(約187億円)と査定していた。2016年4月に過失による薬物過剰摂取で死亡したプリンスだが、遺言は残しておらず、6人の兄弟の相続人のうちアルフレッド・ジャクソンとジョン・R.ネルソンは既に他界しており、存命の兄弟3人の弁護士L・ロンデル・マクミラン氏は「長い6年でした」とコメントしている。

IRSとコメリカはプリンスの不動産の査定については昨年春に合意していたものの、音楽の著作権など無形資産の価値確定を巡り遅れが生じていた。

その遺産は、アルフレッドを含めプリンスの年少の兄弟3人の取り分を買い取った音楽出版社プライマリー・ウェーヴと年長の兄弟3人、もしくは家族によって等しく分配される予定だ。

今回の合意によりIRSは加算税640万ドル(約7億円)を取り下げることになり、その決定についてコメリカは「適正で納得のいく結論」であり、IRSとの合意を強く求めた相続人たちからの同意に基づいたものだとしている。

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