西島秀俊主演映画「ドライブ・マイ・カー」62年ぶり快挙

2022/01/11 11:01 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


俳優・西島秀俊が主演、村上春樹の短編を映画化した映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)が、1月9日(日本時間10日)に開催された第79回ゴールデングローブ賞授賞式にて、非英語映画賞(旧・外国語映画賞)を受賞した。

日本映画としてゴールデングローブ賞の非英語映画賞の受賞は実に62年ぶりの快挙(※ノミネートは2019年の是枝裕和監督『万引き家族』以来3年ぶり)。アカデミー賞の前哨戦の一つともいわれる同映画祭だけに、本戦への期待もますます高まっている。

本作は先日発表された第56回全米批評家協会賞でも、作品賞、監督賞(『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』の2作品に対して)、脚本賞、主演男優賞(西島秀俊)の主要4部門を受賞。

ほかにも、これまで第74回カンヌ国際映画祭にて日本映画初の脚本賞を含む4冠を受賞し、ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞作品賞・脚本賞・監督賞次点、ボストン映画批評家協会賞にて西島秀俊の最優秀男優賞を含む4冠の獲得など、世界中で35以上の賞を受賞している。


☆作品情報

俳優であり演出家の家福は、愛する妻と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。行き場のない喪失を抱えて生きる家福は、みさきと過ごすなかであることに気づかされていく――。

原作は、村上春樹による珠玉の同名短編小説。この作品に惚れ込み映画化を熱望し、自ら脚本も手掛けるのは、いま世界が最も熱い注目を寄せる気鋭・濱口竜介監督。カンヌ映画祭コンペティション部門に選出「寝ても覚めても」、ベルリン映画祭で銀熊賞受賞を果たした短編集「偶然と想像」、脚本を手掛けた「スパイの妻」がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台でその名を轟かせてきた。

主演を務めるのは日本映画界に欠かせない名優、西島秀俊。みさきを三浦透子が演じるほか、岡田将生、霧島れいか、と実力派俳優陣が集結した。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.